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by jpc-cs
『質問の仕方』-【第18回】2005年7月19日(火)-
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
楽しい連休になりましたでしょうか?

さて、今日は何位なんでしょ?

『質問の仕方』

「長文の読解の仕方ってどうやるんですか。それと単語の暗記、今のやり方で大丈夫ですか。あっ、あと物理の進め方も教えてください!」

少しでもわからない事があるとすぐに電話をしてくる生徒がいます。週に3回も4回も電話をしてくる生徒がいます。疑問を残さないことは大切です。自分の疑問に対してすぐに行動を起こすことができるのは素晴らしいですね!

しかし、質問をしてくる生徒にはタイプがあります。

まず、とにかく自分で取り組んでみてうまくいかないところのアドバイスを求めてくるタイプ。

実際、このタイプの生徒が一番伸びます。自分でやってみた上で改善方法を考えていくので、弱点をすばやく攻略できるようになります。

次に、自分ではなにも考えず全てのことについて質問してくるタイプ。

このタイプは言われたことはそのまま実行しますが、自分に合う、合わないに関係なく進めていくので自分のスタイルを見つけるのが遅くなり、その分結果が出るのも遅くなります。

最後は、いろいろな人に質問するタイプ。

実はこのタイプがいちばん厄介です。要領のいい生徒はいいのですが、大抵の生徒は迷いに迷ってうまくいきません。学校の先生に聞き、友達に聞き、先輩に聞き、その都度違う答えをもらいます。そしてウチにアドバイスを求めてきますが、実際にやってみてうまくいかないとすぐに別のやり方に変更します。どんな方法でも短期間で成績を上げることは難しいですが、下手にいろいろな方法を知っているせいで、「あっちのやり方のほうがいいのかも」なんて思っちゃうんですね。成績も本人がやり方の間違いに気付くまでなかなか伸びません。

普段生徒に「分からないことや困ったことがあったらすぐ電話して!」
と言っています。電話をしてこない生徒より電話をしてくる生徒のほうが全体的に伸びはいいですが、電話をしてくる生徒であっても、生徒の心構えや工夫一つで更に大きな差が出てきてしまうんですね。何事も頭を使わないともったいない!

「何が自分にとって最善のやり方なんだろう」

それが大きな結果の差につながるんです!

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by jpc-cs | 2005-07-19 10:08 | 勉強法
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